今更聞けないGo To キャンペーン…。Go To キャンペーンて何?制度を調べてみました

旅行需要喚起策「Go Toトラベル」事業は、昨今の東京都の新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京都だけを外して7月22日から実施することが決まりました。「Go To トラベル」事業は、国の進める「Go To キャンペーン」の一つ。ところで「Go Toキャンペーン」って何でしょう?今更聞けないGo Toについて調べてみました(2020/07/17現在)。

概要

「Go Toキャンペーン(ゴートゥーキャンペーン)」は、新型コロナウイルス感染症の流行により、緊急事態宣言が発令され、外出自粛と休業要請で疲弊してしまった景気・経済、特に観光需要を再興し、地域を活性化させるための政府の経済政策です。

2020年4月7日に「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」を実行するため、16兆8057億円にのぼる2020年度第1次補正予算案が閣議決定されました。この内の1兆6794億円が観光・運輸・飲食・イベントなどの需要を喚起する事業である「Go Toキャンペーン」に充てられます。

一番初めから、新型コロナウイルス感染症の流行収束後の消費喚起キャンペーンとして、経済対策に組み込まれていました。

新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の5つの柱のうち「Ⅲ次の段階としての官民を挙げた経済活動の回復」と「Ⅳ強靱な経済構造の構築」の2本の柱に対応するとされています。

キャンペーンは、国内旅行の費用を補助する国土交通省(観光庁)所管の「Go Toトラベル」(観光キャンペーン)、飲食需要を喚起する農林水産省が担う「Go Toイート」(飲食キャンペーン)、イベントなどのチケット代を補助する経済産業省の「Go Toイベント」(エンターテイメントキャンペーン)や商店街振興の「Go To商店街」(地域振興キャンペーン)の4つで構成されています。

4つのキャンペーン

Go To Travelキャンペーン

旅行業者等経由で、期間中の旅行商品を購入した消費者に対し、代金の1/2相当分のクーポン等(宿泊割引・クーポン等に加え、地域産品・飲食・施設などの利用クーポン等を含む)を付与(最大一人あたり2万円分/泊)。

Go To Eatキャンペーン

オンライン飲食予約サイト経由で、期間中に飲食店を予約・来店した消費者に対し、飲食店で使えるポイント等を付与(最大一人あたり
1000円分)。

登録飲食店で使えるプレミアム付食事券(2割相当分の割引等)を発行。

Go To Eventキャンペーン

チケット会社経由で、期間中のイベント・エンターテイメントのチケットを購入した消費者に対し、割引・クーポン等を付与(2割相当分)

Go To 商店街キャンペーン

商店街等によるキャンペーン期間中のイベント開催、プロモーション、観光商品開発等の実施。

事業の実施手法

キャンペーン事業を請け負う事務局事業者を公募しました。当初、経済産業省が全事業をまとめて担う事務局を公募していましたが、巨額の委託費(委託費の上限は総事業費の約2割にあたる3095億円)が批判を浴びて、中止し、支援内容ごとに国交、経産、農林水産の3省が事業をおこなうことになりました。

一番事務委託費が大きいのは「Go To トラベル事業」。今回、5団体が応募し、JTBなどの大手旅行会社や日本旅行業協会など7者によるコンソーシアム「ツーリズム産業共同提案体」が選ばれました。委託費用は1895億円。GoToトラベル事務局委託費の上限とされた2294億円から399億円下がりましたが、まだまだ、委託料は大きいですね。そもそも国の支援額は、1兆1,248億円にのぼりますので…。22日から旅行代金の割引きサービスを先行して行い、旅先で使用できるクーポン券は9月以降に発行する予定です。

Go To Travelキャンペーンについて

4つのキャンペーンの中で事業規模も一番大型、一番先行しているのは、Travelキャンペーンです。

しかし、最大50%還元も…とありながら、とても「わかりづらい」キャンペーンでもあるのです。

ただでさえ分かりづらい中で、東京都発着が除外となってしまい、金銭面だけでなく導線まで複雑になってしまいました。今後も変更点が出る可能性もありますが、7月17日現在の制度を掲載しておきます。

キャンペーンの期間

2020年7月22日~終了時期は未定(最長で2021年3月まで)

キャンペーンの対象となる旅行(個人旅行の場合)

1泊2日以上の旅行

旅行会社経由で予約する国内ツアー

旅行会社やホテル(民泊を含む)の直販サイト経由などで予約した場合の宿泊費

クルーズ船・夜行フェリー・寝台列車(夜行バスやLCCなどの深夜便は対象外)

日帰り旅行

往復の鉄道・バスなどと現地での食事や観光体験などがセットとなったツアーを旅行会社経由で予約した場合

還元率

旅行費用の約半額を還元。旅行費用の35%は費用が直接割引かれる。残り15%は旅行先で使える地域共通クーポンとして還元される。地域共通クーポンは、紙の商品券ないし、電子クーポンとなり、旅行先の都道府県かその都道府県に隣接する都道府県の加盟店(土産物店、温泉、遊園地、水族館、遊覧船、ローカル鉄道、タクシーなど)で旅行期間中にかぎって利用できる。

還元額の上限

1泊2日以上の旅行

1人1泊あたり最大2万円

日帰り旅行

1人あたり最大1万円

Go To Travelキャンペーンのスケジュール

キャンペーンの対象期間がスタート

→7月22日(水曜)

旅行会社、ホテルなどキャンペーンへの準備がととのった事業者から、順次キャンペーンの受付を開始

→7月27日(月曜)

地域共通クーポンの発行を開始

→9月1日以降(日程は後日発表)

キャンペーンの対象期間が終了(キャンペーンの予算が消化されれば前倒しで終了する可能性もある)

→最長で2021年3月まで

疑問

利用回数などの制限は?

利用回数・宿泊回数・連泊の日数などの上限はない。

すでに予約してしまってもキャンペーンの対象になるの?

キャンペーンの開始以前に予約した商品でも、旅行そのものがキャンペーンの期間(2020年7月22日以降の出発もしくは宿泊)に含まれている場合、以下の申請をすることで、キャンペーンの恩恵を受けることができる。これはキャンペーンのために大量にキャンセルが出ることを防ぐための方策である。

申し込み方法

以下の書類を事務局に郵送もしくはオンラインで提出。

・申請書(様式は事務局ホームページ・宿泊施設等で入手)

・領収書(原本)

・宿泊証明書(宿泊時に宿泊施設から入手)

・個人情報同意書(様式は事務局ホームページ・宿泊施設等で入手)

※ これらの詳細については国土交通省のホームページに掲載されている資料で確認できます。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001351403.pdf

※ また、対象になる宿、輸送手段、クーポンの使い方と時期などは、注意が必要で、旅行サイトや旅行会社などで確認することをおすすめします。

「Go To Eatキャンペーン」はいつから始まるのか?

Go To Eatキャンペーンの利用開始時期について明確な日付は発表されていません。

Go Toキャンペーンが発表された当時は2020年8月初旬頃より開始との情報がありましたが、7月17日、速報で、江藤農相は「Go To Eatキャンペーンの公募延期」を発表。開始時期は、おそらく9月以降になる見込みです。これこそ、新型コロナウイルス感染症の感染状況をにらみながら、更なる変更の可能性があるかもしれません。

Go To Eat キャンペーンは、飲食店を予約し利用した方に、飲食店で使えるポイントの付与や、プレミアム付き食事券を発行し、飲食業関連の需要喚起を図るキャンペーンです。オンライン予約サイト経由で予約・利用した方に、1人あたり最大1,000円分のポイント等を付与、プレミアム付き食事券には2割分を割引するスキームとなりそうです。楽しみではありますね。

「Go Toイベントキャンペーン」はいつから始まるのか?

7月17日現在の見込みでは、順調に行けば8月下旬頃より実施予定です。でも、日程は変更になる可能性はあります。

Go To Eventキャンペーンとは、チケット会社経由で、期間中のイベントやエンターテイメントのチケットを購入した方に、2割相当の割引またはクーポン等を付与することで、需要喚起を図るキャンペーンです。

「Go To 商店街キャンペーン」はつから始まるのか?

7月17日現在、国は、キャンペーン参加の商店街の公募を8月中旬から開始するとしています。商店街の公募がその時期であれば、キャンペーンの開始は9月以降になりそうですね。日程は変更になる可能性もあります。

 

 

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