新型コロナウイルスと季節性インフルエンザウイルスの致死率などの違いは?

新型コロナウイルス感染症は、2020年2月1日施行の政令で、危険度が指定感染症の5段階中2番目に高い「2類相当」に指定されましたが、もうすぐ、1年の期限が到来します。

一方、季節性インフルエンザは「5類」です。

議論の中では、新型コロナをインフルエンザ並みに引き下げてもよいのではないか、という意見もあるようですが、新型コロナはインフルエンザと比べて本当に危険なのか調べてみました。

新型コロナとインフルエンザの重症化状況と致死率

2021年1月9日のダイヤモンドオンラインによると、新型コロナはインフルエンザよりも重症化しやすく、致死率も高いことを示した2件の研究結果が報告されたようです。

1件目の報告は、米ワシントン大学セントルイス校のものですが、新型コロナの致死率は18.6%で、インフルエンザ患者群の5.3%に対して死亡リスクが約5倍高いことが示されたものです。

新型コロナの死亡リスクが特に高いのは、慢性腎臓病や認知症を有する75歳以上の人、肥満や糖尿病、慢性腎臓病を有する黒人だったそう。

また、新型コロナの患者群ではインフルエンザ患者群と比べて、人工呼吸器による呼吸管理が必要となるリスクが約4倍、集中治療室(ICU)への入室リスクが約2.4倍高く、入院期間は平均で3日長かったとのこと。

更に、新型コロナの感染を機に、糖尿病を発生したり、急性腎障害や重度の敗血症性ショック、重度の低血圧などのリスクも高いことも判明したという報告でした。

2件目は、フランス国立保健医学研究所の研究ですが、新型コロナによる入院患者数と、2018年、2019年の最盛期のインフルエンザ入院患者数を比べたところ、新型コロナの入院者数はインフルエンザの約2倍であり、致死率は約3倍に達したことが示されました。

感染力や症状の違い

新型コロナとインフルエンザの違いを表にしました。

感染経路や症状など、共通点も多いですが、いくつか違うポイントがあります。

          新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの違い

新型コロナウイルス感染症 インフルエンザ
感染経路 飛沫、接触、飛沫核(空気)※ 飛沫、接触、飛沫核(空気)※
国内での感染者数 約11万人
(2020年11月現在、累計)
約1000万人
(例年)
症状の持続期間 2~3週間 3~7日間
致死率 0.25~3% 0.1%
季節性 今のところなし あり(1~2月がピーク)
潜伏期間 2~14日(平均5日) 1~4日(平均2日)
感染した場合の無症状率 数%~60% 10%
症状 発熱、咳、のどの痛み、倦怠感、頭痛、息切れ、嗅覚障害、味覚障害など 発熱、咳、のどの痛み、倦怠感、頭痛、鼻水、関節痛、下痢(子どもに多い) など

両者の感染力は大差ないと言われていますが、ワクチンがないので新型コロナはウイルスに被爆すると罹患を避ける術がありません。

致死率と症状の持続期間を見ると、症状の重さは新型コロナが上回ることが分かります。

新型コロナは無症状率にばらつきがありますが、無症状の時期にも強い感染力があります。

症状が出てから感染のピークを迎えるインフルエンザとは違い、新型コロナは、症状のない状態でも、既に多くの人にうつしている可能性が高いことも想定されます。

まとめ

新型コロナは、無症状の人からの感染が多い病気です。「うつらない」だけでなく「うつさない」という心がけが大事です。

万が一感染した場合に慌てないよう、感染したらどうするか前もって考えておくと安心ですね。

発熱等の症状が出現した場合の受診方法を確認しておきましょう。

かかりつけ医で検査の対応ができるのか、できない場合は、どこで受診して、小さいお子さんや介護を必要とする人のケアをする立場にある人がかかってしまった場合のお子さん等の預け先、短期入所先も確認しておくとよいかもしれません。

家族が発症した場合の家庭内感染を広げないように、あらかじめ注意事項を入手しておくことも有効ですね。

 

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